皆様こんにちは！こんばんは！
寒川歯科のブログ記事担当Nです！
今回はヤフー記事にのっていたこちらをみて深く思うことがあったので
歯医者・患者の人と人との信頼関係を築く事について書きたいと思います。
ヤフー記事「「診察台がギロチンのようだった」歯医者と関係性を築く難しさ、摂食障害により20代で入れ歯になった女性の孤独感」
https://news.yahoo.co.jp/articles/41dbb58ed8f46b27f49a3a05cd96c82b09b5228e
記事を見て思った事→信頼関係を築くことの難しさ
この記事を見たとき、患者さんからどうしたいかであったり、患者さんを取り巻く環境を聞くことの難しさを改めて認識しました。
例えば一般的な質問である「麻酔で気分が悪くなったことはないか？」「麻酔がききにくいか？」などは処置をする上で必要なので質問しますが、それ以上の質問をすることというのはプライバシーにかかわる部分になったりもするし、デリケートな部分に入り込むことにもなりかねないからこちらからは聞きにくい…。しかし、患者さんの口から言ってもらうということも難しいんだなと思いました。
当然受け止め手であるこちらが、メンタルにかかわる部分にも理解をしめしながら、治療を進めていく方向性というのを一緒に考え提示しながら進めていけたらいいのですが、内容によってはこちらの勉強不足な点であったり、もっと多角的な視点が足りないといったケースもでたりして、信頼関係を構築できないというケースもでてくるんだろうなと。
これらについては日々勉強していきながら、少しでも患者さんに寄り添って治療に当たれたらといいなと再認識させられました。
足りない、至らない点は指摘してほしいという事
これは僕自身の経験でもあるのですが、歯科医師というのは医学的な見地から患者さんにこうしたほうがいいであったりを伝え提案していくのですが、その提案内容は必ずしも患者さんのQOLに沿ったものではないということがあるということなんですね。
例えば以前書いたこちらの記事を参照なさっていただけたらと思うのですが、僕はインプラントか部分入れ歯をいれたほうがいいと先生に言われた治療があったのですが、先生と話し合ってブリッジの治療をしてもらいました。
これは医学的な見地にたって見れば健康な歯の寿命を縮めるしよくない。
けど僕はインプラント治療を受けれるようなお金もなかったし、入れ歯なんて自分の年齢を考えたら絶対嫌だと思ったので、健康な歯の寿命を縮めるかもしれないけれど、ブリッジ治療を選択しました。
その治療からおよそ10年くらい経過していますが、特別不都合もなく、満足しています。もちろんこの先その健康な歯も欠損していよいよ入れ歯か・・・ということにもなるかもしれませんが、その時ブリッジの治療を選択したということを後悔することはありません。
これについて、僕は幸いなことに信頼できる先生に見てもらい、そういうわがままみたいな話を聞いてもらえたし、言いやすい関係だったから僕もそういう話ができたのかなと思っています。
しかし、信頼関係も構築できずに入れ歯か部分入れ歯しかないと迫られたら・・・お金の事も考えたら部分入れ歯を選択していたかもしれないと思いますし、そんな世界線のことを考えたら怖いなと思ってしまいます。
一番大切なのは信頼関係を結べる事ですし、僕たち医療の現場の人間も、信頼していただけるように働きかけるつもりです。
ですので、患者という立場であっても1人間として、嫌なものは嫌だとか、それ以外に選択肢はないのか？といった働きかけをしてくれると、いろんな話ができるので嬉しいなと思いました。
若い方の入れ歯治療について
また、この記事をみて、自分の過去の体験や出来事を振り返ってみて強く思うことがあるのですが、若い年齢での「入れ歯治療」という選択肢にどれほどの拒絶反応がでてしまうのかという事です。
この記事にでている方も入れ歯という選択をしなければとありますし、僕自身入れ歯治療を拒否したし、それ以外にも前にいた歯科医院で入れ歯治療をするかもしれないという50代くらいの患者さんの大クレームを受けた事も思い出しました。
クレームの内容は、スタッフみんなして笑ってきているというものでした。
事務所に来て頂き話を聞くと、入れ歯治療という内容にコンプレックスを感じてそこからデリケートな感じになったのかなと思うのですが、今思うと被害妄想っぽくなってしまうのもしかたないのかなと思います。
それくらい入れ歯ってきついんですよね。
なので、入れ歯治療を提示されてショックを受けたとき、そのまま「はい」といわずに一旦持ち帰って心の整理をしましょう！その場で治療を始めないといけないということはありません。
また、それ以外に治療方法がないかも聞いてみましょう。
例えば総入れ歯になるといわれたとしても、治療費さえ折り合いがつけば、オールオンフォーというインプラント治療で入れ歯でなくすることもできます。
まとめ
たかが歯の治療といえど、健康や見た目に大きく影響を与える治療です。
その場で安易な回答をして後悔してしまってはおそいので、しっかりコミュニケーションがとれる歯医者を見つけることが大切です。
もしかかっている歯医者さんで、威圧的な態度で話を聞いてくれないような歯医者だったら違う歯医者さんを検討したほうがいいかもしれません。
以上、担当Nでした！
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